ベンヤミン・ヌス氏の素晴らしい演奏を聴いてきました!

昨夜、青葉台のフィリアホールで横浜シンフォニエッタの演奏会がありました。
その中でベンヤミン・ヌス氏がラヴェルのピアノ協奏曲を好演!
終演後、桑野は楽屋にお邪魔してイメルアのMINAさんと3人で再会を喜びました。
20150910

前日の8日昼間に同じフィリアホールでピアノ独奏会があり、筆者も伺いましたが、彼の圧倒的な表現力の演奏にただただ息を飲むばかりでした。
ドビュッシーの「版画」、プロコフィエフのピアノソナタ「古い手帳から」、ヌス氏作曲のプレリュード、ヒナステラ「アルゼンチン舞曲集」という、クラシック特にフランス近〜現代曲ファンには垂涎のプログラム。
繊細な音の立ち上がりとフォルテでも豊かな美しい響きは彼の大きな特徴でしょう。

最近の若い演奏家は楽器を問わず本当にテクニックも素晴らしい、音楽性も高い方が多くなったと思います。
その中でヌス氏の大きな特徴は表現力の幅の広さと、クラシック音楽のリズムの揺らぎ感を踏襲しつつ、ポピュラーやジャズにも通じるリズム感の良さもあるのではないかと思います。
だからこそ浜渦正志氏の作品、とりわけピアノ曲や去年のピアノシュラハトのような幅の広い音楽性を持つ曲が生きるのではないでしょうか。
実際、浜渦正志氏の作曲によるこれらのCDは、演奏者のある種特殊な才能との見事なコラボレーションで素晴らしい作品、演奏に仕上がっています。

ヌス氏の演奏はそのイメージが強かったのですが、もう古典とも言えるドビュッシーの「版画」など、通常パステル画のような表現が多く、それはそれで美しいと思うものの、この日のヌス氏の演奏はまさに版画。
なんという立体的で繊細なドビュッシー!
その後プロコフィエフ、ヌス氏が作曲したプレリュード、トドメのヒナステラ、こんなに豊かな音に包まれ、それぞれの楽曲の持つ響きを引き出す演奏会が聴ける機会は滅多にありません。
で、翌日9日はラヴェルのピアノ協奏曲?!?!
筆者も同行いたしましたが、もう幸福感を通り越して罪悪感?!まで感じるほど。
ヌス氏のラヴェルは間違いなく名演でした。

考えてみれば浜渦氏の難曲の中の連打をいつも美しく弾きこなしている彼、ラヴェルのピアノ協奏曲で、その魅力を余すところなく表現できるのは当たり前の事だっのかもしれません。
オケも素晴らしいパートナーシップを見せてくれました。
協奏曲の中で様々な楽器のソロとピアノとの「デュオ」も美しく、ピアノソロに付いていくという単なる「伴奏」にとどまらない前向きな演奏でした。
一人一人の実力が高いオーケストラだと感じました。
そう言えば浜渦氏の作品ばかりを演奏した「ピアノシュラハト」という演奏会があったのは去年の終わりでした。
その時にチェロの結城氏と桑野がヌス氏と共演しましたが、この時の演奏会も忘れがたい名演でした。
8日、9日と連続してヌス氏のピアノを聴いて、また桑野と共演して頂けたら、、、
と密かな野望を抱いた嵐の夜でした。

ヌス氏、今週土曜日は杉並公会堂で日本フィルとの共演で、ガーシュインの「ラプソディー イン ブルー」を演奏するそうです。
私は同時刻に仕事があり行けません。
本当に聴きたかった、、、でももし興味を持たれた方がいらっしゃるようでしたらチケットの有無を下記で確かめてみてください。
>>日本フィル杉並公会堂シリーズ2015 第3回

(文責/PCが壊れた事務員N)


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